最近話題のChatGPTやGeminiなどの生成AI。「占いもできる」と耳にして、先日ふと思い立って自分でも試してみました。
実際に触れてみて驚いたのは、こちらの伝え方(プロンプト)次第で、かなり密度の濃いやり取りができる点です。生年月日や現状の悩みを具体的に伝え、対話を重ねていくと、まるで生身の占い師と話しているような錯覚を覚えるほど、論理的で満足感のある回答が返ってきました。
ただし、「注意が必要だな」と感じる場面もありました。 四柱推命で占ってほしいと伝えたところ、占いの根幹である「命式(めいしき)」の作成において、計算を誤るケースがあったのです。何度か指摘してラリーを重ね、ようやく正解に辿り着きましたが、現時点ではまだ正確性に疑問が残ります。今後改善されていくはずですが、しばらくは過信しすぎない方が良さそうです。
そして何より、生成AIを触っていて確信したことがあります。 AIは「言語化された悩み」には答えられても、私たちの「言葉にできない、もしくは言葉にしづらい心の揺れ」までは汲み取れないということです。
例えばAIの出した結果やアドバイスに対し、「理屈はわかるけれど、過去の失敗が怖くて動けない」と伝えれば、AIは優しく寄り添い、代替案を示してくれます。しかし、本当の悩みはもっと深いところにあります。
「なぜだかわからないけれど、モヤモヤする」
「何が不安なのか、自分でも整理がつかない」
こうした、言葉になる前の心の震えを、今のAIでは拾いきれません。「モヤモヤする」や「言葉にできない」と伝えれば、それらしい返答は返ってきますが、どうしてもどこか少しズレてしまいます。AIは私たちの「言葉」に反応する存在であり、「感情」そのものを感じているわけではないからです。
生身の人間による対面鑑定(占い)の真髄は、そこにあります。 同じ空間で、同じ時間を共有し、あなたの呼吸や沈黙の間に流れる空気感を感じ取る。言葉にならない感情を、生身の人間が「共鳴」させることで、少しずつ丁寧に、あなたの心にふさわしい「納得できる言葉」へと変えていく。
あなたが「何と言っていいかわからない」ままでも、大丈夫です。 整理された悩みならAIに相談するのも良いでしょう。でも、もし「言葉にできない重さ」を抱えているなら、どうぞそのままのあなたで、対面鑑定をご利用ください。

